◎
総務部長(
髙橋直資君) まず、1問目ですが、
人事院勧告に準拠していない団体については把握しておりません。2点目ですね。
人事委員会を設定しないということにつきましては、柏市において
人事委員会を設置する
人口規模にないという判断の中で、現在千葉県
市町村総合事務組合において
厚生委員会を共同設置しておりますので、その対応で十分足りると考えております。あと、3点目、組合からの要望ですけれども、やはり職員についてよりも、
会計年度職員の対応についての要望がございました。以上です。
○議長(
助川忠弘君)
内田博紀君。
◆1番(
内田博紀君) それでは、再質問いたします。まず、
人事院勧告に準拠していない
自治体は、
担当者の話ですと、これは
特別職でございますが、野田市がそれに該当しているというふうに聞いているんですが、それは事実でしょうか。それから、今の説明ですと、
厚生委員会で十分だということでございますけれども、私は
人事委員会をこういう
コロナ情勢だからこそしっかり設置して、本市の独自の
給与施策を検討していくべきものと考えますが、今後そういう意向があるかどうか。この2問については副市長にお尋ねいたします。
○議長(
助川忠弘君) 副市長。
◎副市長(
鬼沢徹雄君) お答えいたします。私も野田市さんがその
人事院勧告に準じないという、準じていないということについては、ちょっと詳細は把握しておりません。それから、
人事委員会を設置しないかということでございますけども、やはり独自に設けることのメリットはあるんですけども、ただ設けるとなると相当の人員を確保して対応しなきゃいけないというところがありますので、現時点ではやっぱりちょっとそれは難しいかなというふうに思っております。以上です。
○議長(
助川忠弘君) 第3問、
内田博紀君。
◆1番(
内田博紀君) まず、全国的にやはり
人事院勧告に準拠しないで、独自の
給与体系を
人事委員会等で設置している
自治体を調査していただきたいですし、
人事委員会の勧告に準拠しないで
給与体系を提案し、議会で議決している
自治体なんかも調査していただきたいと思います。それから、職員につきましては、この
コロナ情勢の中で
引下げということでございますが、かなりこの間
不眠不休という具合に、かなりの労働が強いられていると思います。やはりここは引き下げるということではなく、引上げも問題でございますので、やっぱり私は据え置くべきだということは主張しますし、
人事委員会につきましても最初から難しいということではなくて、これから
感染症や災害等いろいろなことで問題が起きてまいります。そのときに、職員は
過重労働が強いられていく場合などもございますので、これについては、
人事委員会の設置については15万人以上の
自治体でございますので、設置していただきたいことを要望申し上げまして私の質疑を終わります。ありがとうございました。
○議長(
助川忠弘君)
渡部和子さん。
◆26番(
渡部和子君) 何点か伺います。今組合の話も出ておりましたけども、その交渉の経過についてお示しいただきたいと思います。何回くらい交渉やって、妥結はいつだったのかですね。今回の
引下げは、
勤勉手当ではなく
期末手当が
引下げになっています。これはなぜ
期末手当なのか。これは、
人事院が指定するのかどうか。これまで過去6年間引き上げられてきました。その引き上げてきたときは、
期末手当ではなく
勤勉手当だったと思います。これについては確認をさせてください。それと
月例給についてなんですけども、今回
人事院から
月例給については勧告はありませんけれども、今後
引下げが予定されているのかどうか、分かりましたらお示しください。5点目になりますが、
期末手当を引き下げるということは、当然ながら
地域経済への影響というのも大きいと思います。それについては、柏市ではどのように捉えているか。次、職員のモチベーションについてなんですね。当然引き下げですから、これは影響すると思います。その辺の柏市の認識についてお示しください。
人事院の調査ですけども、今回は
コロナ禍ということで、通常と違った調査が行われたのではないかと思います。調査についても私は不十分ではなかったかなと思うんですけども、いつもと違った調査について、その内容についてお示しいただきたいと思います。 次に、第27号についてですけど、会計年度の任用職員についてです。これは確認ですけども、会計年度任用職員については
期末手当だけ支給されていて、
勤勉手当は支給されていない。これでよろしいかどうか。それと
人事院は、会計年度任用職員について何らかの勧告を行ったのかどうかについてお示しください。
○議長(
助川忠弘君)
総務部長。
◎
総務部長(
髙橋直資君) まず、1点目の組合交渉に関しましては、事務折衝は数回行っておりまして、組合交渉としては各組合1回となっております。次に、なぜ
勤勉手当ではないかというか、それの労働性を重視したことから
期末手当の減額になっていると理解しております。あと、
引下げのモチベーションの関係ですか。職員にとっては、やはり
期末手当が減額されるということは、モチベーションが下がることもありますけれども、それ以外の勤務状況を上げていくことでその辺はクリアしていきたいと考えております。あと、
地域経済につきましては、やはり公務員だけではなく、民間の企業におきましてもやはり賃金低下していることは十分考えなければなりませんけれども、やはり給与の均衡性ということを考えれば、公務員の減額もやむを得ない。その分何らかの形での対応を今後、今市で考えてきているところだと理解しております。あと、人勧の調査につきましては、これ期間的なものもありまして、やはりボーナスについては昨年度からこの夏頃にまたがっていたりとか、やっぱり基準については4月を基準に考えておりますので、それが適切であったかどうかはちょっと何とも言えませんけれども、場合によってはもっと減額があってもいいのではないかというところは考えるところでございます。あと、じゃ次に、
会計年度職員になりますけれども、
期末手当のみで、
勤勉手当については、これは国のほうで
勤勉手当は支給しないということになっております。
期末手当のみです。あと、
人事院勧告についても、これは含まれておりません。以上です。申し訳ございません。
○議長(
助川忠弘君) 第2問、
渡部和子さん。
◆26番(
渡部和子君) 私1問目で伺ったのは、今回は
期末手当のほうが
引下げになっています。引き上げられるときというのは
勤勉手当なんですね。ですから、その
勤勉手当とか
期末手当で引き下げたり引き上げたりというのが、人勧のほうでこれは指定するのかどうかというのを1問目に伺いました。なぜそれを聞いたかというと、結局引き上げるときは、引上げは
勤勉手当で、
引下げが
期末手当ということになりますと、成績主義がより強化されるんではないかなって思うわけですね。つまり職員間の賃金に格差がより広がると。もともとその
期末手当というのは生活給なわけですから、その性格を変えてしまうのではないかと思われますが、その点はどうでしょうか。会計年度任用職員についてですけども、12月は
引下げを見送ったわけですけども、来年度からは正規職員に準じて0.05月減額すると。そもそも会計年度任用職員の場合は時給が低いわけですね。他市とのいろんな比較もいただきましたけれども、もちろん柏市が高い職種もありますけども、かなり低い職種もあります。そういったところの引上げとか改善がなされなければ、ただ単にもう
引下げということになってしまいますので、今後会計年度任用職員については時給の引上げも検討するのかどうか。コロナの影響が
地域経済に大きな影響を及ぼしています。だからこそ柏市も中小企業など支援策を検討しているわけですよね。今回職員の給与が下がれば、消費に回るお金というのも実際に下がると思います。
地域経済への影響を考えたとき、こういう議案を出すときに、例えば経済産業部などとの協議はあるのかどうか。それと、先ほども議論ありましたけども、そもそも
人事院の勧告については、これは法的に拘束力があるのかどうか、従わなければならないということなのか、あるいは独自に従わないということもできるのかどうかは確認させてください。
○議長(
助川忠弘君)
総務部長。
◎
総務部長(
髙橋直資君)
人事院勧告の今まで
勤勉手当上げてきたというところで、上げますと、能力主義ってところありますので、やる気のある人材につきましては上げていこうという表れだと思っています。会計年度の引上げにつきまして、やはりこれも、やはり
人事院勧告にのっとって、民間との給与の均衡を図っていかなければならないということで、これは0.25の
引下げはやらざるを得ないと。ただ、やはり近隣市との報酬等の均衡もありますので、その辺は状況見ながら、引上げについても可能であれば考えていくという考えはあります。
○議長(
助川忠弘君) 副市長。
◎副市長(
鬼沢徹雄君)
人事院勧告に従わざるを得ないかどうかということなんですけども、これまでも職員の給与につきましては、引上げについても
引下げについても
人事院勧告に準じて行ってきておりますので、決して従わなきゃいけない義務があるわけではないんですけども、やはり組合との協議も含めて、
人事院勧告に準じて行ってきたという経緯がございますので、今後についても
人事院勧告に準じた給与改定を行っていくということには変わりないと思います。以上です。あと、地域の影響についてですけど、
地域経済の活性化については別の施策の中でしっかり考えていくべきものと考えております。以上です。
○議長(
助川忠弘君) 第3問、
渡部和子さん。
◆26番(
渡部和子君) 今もあったように、
人事院のその勧告は、従わなければならないということではない。つまり法的拘束力はないわけです。私は、これは柏市が独自に、やはり柏市全体の経済状況とか考えて、
引下げをしないという判断も当然あってしかるべきだったのではないかなと思います。
月例給についてなんですけども、これはもちろん分かりません。しかし、
引下げの勧告がなされるかもしれないということは、これいろんなところで目にするんですよね。それで、私1問目でその調査について聞きましたけども、実地調査というのを今回はやっていません。
月例給については実地調査してますが、一時金については実地調査ではないんですね。私は、これは不完全な調査だと思います。そういった不完全な調査で不利益を押しつけるというのは到底容認できません。
人事院総裁の談話というのももちろん見ました。その中では、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大や大規模な自然災害などの危機的な事態が発生する中で、全国各地で公務員が国民の安全安心を確保するために日々全力で職務に邁進していると、心から敬意を表するという、こんな言葉もあるんですね。敬意を表しながら、やっていることというのが
引下げですから、本当に大きな矛盾だと思っています。やはりそういうことではなく、柏市自身が独自の考え方にのっとって、柏市の職員だって今コロナで非常に大変な中頑張っているわけですから。そういう頑張りにぜひ報いるような改定、いわゆる今回のような
引下げというのは行うべきではないということを最後に申し述べて終わります。
○議長(
助川忠弘君)
総務部長。
◎
総務部長(
髙橋直資君) 先ほど副市長の答弁、ちょっと若干訂正なんですけれども、
人事院勧告に従わなきゃならない理由は、地方公務員法で、国及び民間の給料を考慮して決めなければならないということが明記されておりますので、それに従って
引下げるということになっております。以上です。
○議長(
助川忠弘君) そのほかございますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
助川忠弘君) 以上をもって質疑を終結いたします。
○議長(
助川忠弘君) お諮りいたします。 本3議案については、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
助川忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
○議長(
助川忠弘君) これより順次採決を行います。
○議長(
助川忠弘君) 採決は、押しボタン式投票をもって行います。 議案に賛成の方は青色の賛成ボタンを、反対等を主張し、賛成できない方は赤色の反対ボタンを押してください。
会議規則により、いずれのボタンも押さず在席しているときは反対ボタンを押したものとみなされますので、御注意願います。
○議長(
助川忠弘君) まず、議案第25号について採決いたします。 賛成、反対ボタンを押してください。 〔投 票〕
○議長(
助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成34人、反対1人、よって本案は原案のとおり可決されました。
○議長(
助川忠弘君) 次に、議案第26号について採決いたします。 賛成、反対ボタンを押してください。 〔投 票〕
○議長(
助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成24人、反対11人、よって本案は原案のとおり可決されました。
○議長(
助川忠弘君) 次に、議案第27号について採決いたします。 賛成、反対ボタンを押してください。 〔投 票〕
○議長(
助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成24人、反対11人、よって本案は原案のとおり可決されました。 〇
○議長(
助川忠弘君) 日程第6、
委員会提出議案第3号を議題といたします。 〔
末尾参照〕
○議長(
助川忠弘君) 提出者に趣旨説明を求めます。日暮議会運営委員長。 〔議会運営委員会委員長 日暮栄治君登壇〕
◎議会運営委員会委員長(日暮栄治君) ただいま議題となりました
委員会提出議案第3号について趣旨説明をいたします。 本案は、柏市議会議員報酬等支給条例の一部を改正する条例の制定についてでありまして、議員の
期末手当の支給割合を引き下げようとするものであります。文案は、お手元に配付のとおりであります。何とぞ全員の御賛同をいただきますようよろしくお願い申し上げ、趣旨説明といたします。
○議長(
助川忠弘君) お諮りいたします。 本案については、質疑、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
助川忠弘君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。
○議長(
助川忠弘君)
委員会提出議案第3号について採決いたします。 賛成、反対ボタンを押してください。 〔投 票〕
○議長(
助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成35人、反対ゼロ人、よって本案は原案のとおり可決されました。 〇
○議長(
助川忠弘君) 日程第7、休会に関する件を議題といたします。 お諮りいたします。 明11月28日から12月2日までの5日間は休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
助川忠弘君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。
○議長(
助川忠弘君) 以上で本日の日程は終了いたします。 次の本会議は、来る12月3日定刻より開きます。 本日はこれにて散会いたします。 午後 1時38分散会...